インターネットで「英会話教材」や「英語教材」と検索すると様々な英語教材のレビューサイトが出てきます。
私は今までの癖でそれらのサイトをしらみつぶしに見ているのですが、ほとんどのサイトが実際に英語教材を実際に購入せずに、他人のサイトから得た情報(二次情報)をあたかも自分自身が体験したかのように書いたサイトが目立ちます。
それらのサイトを比較してみると分かりますが、どのサイトも同じようなことしか書いていませんし、感想や言い回しまで全く同じことが書いてあるいわゆる「パクリサイト」ばかりで、中には画像も他人のものを勝手に使っているような著作権違反のサイトも珍しくありません。
ちょっと頭のいいというかズル賢い人はヤフオクなどのオークションサイトから拝借した画像を自分の物のようにサイトで表示している人もいて、非常に悪質なんですよね。
中にはまともなことを書いているレビューサイトもありますが、そんなサイトはほんの一握りで、まともなことを書いているサイトだと思っても、よく読んでみると個人で英語教材を制作している人が他教材メーカーのサイトを叩いている感じのサイトだったというオチが付いていたりします。
このようなフェイクサイト群の中から、ネットに詳しくない人達が本当の情報を得るのは難しいんじゃないかと思います。
信頼できるサイトかどうかは、実践した過程を詳細に公開しているかどうか
そのサイトが信頼できるかどうかの一番の指標は、実践していることが分かる動画や音声なんかが詳細に提示されているかどうかです。
ここは詳細なら詳細なほど信頼できるので、仮に90日間レッスンをして英語ができるようになったというのであれば、90日間毎日、英語が話せるようになった過程を動画で公開してるサイトが一番信頼できるということになります。
全部は見ていられませんが、編集なしで毎日4時間分とかの動画があれば完璧です。
そんなサイトは見たことないですけどね。
この私の記事も含め、体験談サイトはすべて一個人の体験談として考え、必ずしもご自分に当てはまるわけでは無いということを肝に銘じておきましょう。
となると誰かが複数教材を評価してるようなサイトを見るしかなくなるんですよね。
それがいいサイトであれば問題なのですが・・・
英語教材の画像が本物でも本当に実践したかどうかは分からない
最低でも教材自体の画像があるかどうかは確認しなければなりませんが、仮にその画像が本物であっても、画像を撮影しただけで実践していない人も多いですし、中にはちょっと音声を聴いて、流し読みしただけの人もたくさんいます。
その英語教材が手元にあれば、目次や内容をみながら、それなりにレビュー記事が書けちゃいますので。
複数の教材をレビューしているサイトが全ての教材を体験したと仮定するならば、それら全ての標準学習期間だけ時間がかかりますので、1教材半年としても、10教材で5年です。
先ほども書きましたが、体験談を書いているサイトでも90日間実際に体験したというのであれば、90日分のレッスンの動画や、せめて音声など、90日間実際に体験したという経過を証拠として出しているサイトでなければ私は信用しません。
証拠を出さずに「体験しました~」「英語が話せるようになりました~」なんてだれでも書けますからね。
このあたりを総合的に考えると、購入、もしくはメーカーからの提供教材の内容を確認しただけで評価をしているサイトがほとんどだということが分かります。
※英語教材に限りませんが、メーカーによっては自社の商品を宣伝してくれる人には、無料で商品を提供してくれる場合があります。つまり購入さえしていない可能性があるということです。
画像が盗用かどうか簡易的に調べる方法
Googlechromeなら、画像を右クリックして「Googleで画像を検索(s)」を選べはその画像がどのサイトで使われているか分かりますので、そのサイト以外でも使われていた場合は、ほぼどちらかが盗用したと考えていいでしょう。
その画像に本人が写り込んでいればもっといいですし、指をわざと入れて撮影している人などは、他サイトとの区別をするためにわざと行っていることが多いので本物と考えていいと思います。
英語ができるからと言って英語教材の評価ができるわけではない
これ結構騙されがちなんですが、TOEICのスコアや英検の合格証を提示して、こんな実力があるんだから私は英語教材を評価できる立場にあるみたいなことを書いている人って結構いるじゃないですか。
あれに騙されちゃダメです。
英語ができるからと言って英語教材の良し悪しが分かるわけではありません。
この教材を1年間実践した結果、「これだけ英語力がアップしましたー」のような体験談ならまだしも、英語ができるだけの人が英語教材を購入してみてちょっと中身をみたり、ちょっとやってみただけでその教材の効果が分かるでしょうか?
教材の製作者や、今まで何人も英語を話せるようにしてきたコーチングの先生なら話は分かりますが、英語が話せるだけの人は英語教材に関してはただの素人です。
TOEICも英検も「すごいなあ」「頑張ったんだなあ」とは思いますけどね。
英語を話している音声を公開して、「この英語教材でこんなに英語を話せるようになりましたー」なんて書いてるサイトもありますけど、仮にその人の英語がネイティブ並みでも、その人が帰国子女で最初から英語がペラペラだったとしたらどうでしょうか?
私ならそこまで疑います。
販売ページのキャプチャ画像しかないサイトはインチキ確定
英語教材ランキング、おすすめランキングなどと英語教材に順位を付けて並べているサイトで、販売ページのキャプチャ画像を載せているサイトは、インチキ確定です。
キャプチャ画像とは、PCやスマホの画面をそのまま写真にとった画像です。
例えば、アルクさんのヒアリングマラソンのキャプチャ画像はこれです。
こんな感じで販売ページをそのまま画像にして載せているサイトは、商品を持っていないと言っているようなものです。
どこかから画像を盗んでこないだけまだマシですが・・・
こういうサイトが上位表示しているというのも問題ですね。